Inno3D GeForce RTX 3070 ICHILL X3に替えました

前回の記事では、グラボを交換する為の前準備としてPCケースの交換を実施していました。

で、結局何のグラボに替えたかと言いますと……Inno3Dから発売されている、RTX3070搭載の今時なビカビカに光るグラボにしました。

※既に前世代のGPUで多くの情報が出ているので、ベンチマークの比較等は行わずにただの購入報告になります

GTX1070からRTX3070へ

前回の記事で少し触れましたが、元々はPalitから発売されていたGTX1070 Super Jetstreamというグラボを長年使用していました。

これまでに様々なゲームをやってましたが、その中でも重量級なGTA5やDEATH STRANDINGの様なゲームでも設定を上げすぎなければ十分にプレイできていたので、特に不満は無く使っていた形です。

ただ、今後のやる予定のPCゲームの発売に備えて流石にもうGTX1070だと厳しいかなと思い始めたので、買い替えを決意しました。

最初はRTX3070Tiにしようと思ってたんですが、消費電力が290Wになる割には処理能力の上がり幅が狭いという意見が多かったので、一個下げてRTX3070にしました。

偶然同じ70番台になりましたが特に狙った訳でもなく、多分自分の用途だとこれぐらいが丁度良いんでしょうね。

Inno3D

今回購入したグラボはInno3Dという名前のメーカーのものなんですが、正直な話名前だけはなんとなく聞いたことがあるような……ってレベルの知識でした。

調べてみると、Inno3DはPC Partnerという大本の会社の傘下ブランドの様です、実はこのPC Partner参加には他にもZOTACがありこちらは有名ですね。

ZOTACの製品は過去買った覚えはあるんですが、今回は初Inno3Dなのでちょっとした冒険も含んで検討した形になります。

性能差

ここからは、GTX1070とRTX3070の性能差について比較してみます。

当然RTX3070の方がスペックは上に決まっているんですが、どれぐらい上がったのかを比較してみたかったので、自己満に近いです。

項目/商品名Palit GTX1070Inno3D RTX3070
発売日2016年6月2020年10月
アーキテクチャPascalAmpere
GPUGP104GA104
プロセス16nm8nm
CUDAコア1920基5888基
Tensorコア184基
RTコア46基
ベースクロック1632MHz1500MHz
ブーストクロック1835MHz1730MHz
メモリ容量8GB8GB
メモリ規格GDDR5GDDR6
メモリバス256bit256bit
メモリクロック8Gbps14Gbps
メモリ帯域幅256.3GB/s448GB/s
インターフェイスPCI Express 3.0 x16PCI Express 4.0 x16
補助電源コネクタ8pin x18pin x2
消費電力170W240W

ざっと主要なスペックを並べてみましたが、順当に進化していることが良く分かります。

プロセスルールは16nmから8nmへ半分になり、CUDAコア数が1920基から5888基へと爆増してますね、というか2倍以上って凄い。

TensorコアとRTコアは割と新し目なNVIDIAのシリーズにしか搭載されていないので、GTX1070世代ではまだ存在しなかったコアになります。

以外にもメモリクロックやメモリバスはRTX3070と同じな上に、ベースクロックとブーストクロックの方はGTX1070の方が上でした。

ただ、実際に使用しているとRTX3070の方はこのスペックよりも更にブーストクロックを行うみたいで、実測値で2040MHzぐらいまで上がってました。

消費電力は言わずもがなRTX3070で70W近く上昇しています、今使っている電源ユニットが650WのものなのでRTX3070を動かすにはギリギリなラインなので近々電源も買い替えたいですね。

外観

ここからは簡単な外観の写真になります。

外箱はこんな感じです、X3が何の事なのか分かりにくいですがファンの数っぽいですね。

X3というモデルも存在していて、そっちはもう1つ小さいファンが側面に付いてるみたいなんですが、意味あるのかな……

箱から取り出すとこんな感じの本体でした、後でPCに取り付けた際の写真も載せますがPCIeスロットの反対側の面が結構段々になっていて立体感を感じるグラボです。

今まで使用していたPalit GTX1070 Super Jetstreamと並べてみました、意外とサイズに関してはGTX1070の方が厚みがあり重量感がありました

ただ、今回のInno3D Geforce RTX3070 ICHILL X3の方がカードの長さがあるので、細く長くなったと言った方が適切でしょうか。

こうやってグラボをまじまじと見る機会って買い替えの時か掃除の時ぐらいですからね、意外な発見でした。

いざ装着の時、前回の記事でケースを買い替えた事を報告しましたが、300mm程度のカードの長さであればまだまだ余裕があるので作業がしやすいです。

ただ、このケース前のグラボ(GTX1070)も取り付けていて思ったんですが、ネジを止める部分の精度がイマイチなのか全然穴の位置が合いません。

結局グラボを写真で言う左側に押し付けて無理やりネジを止めましたが、端子がイカれそうで怖いですね、やはり比較的安価なケースなのでこれぐらいの妥協は必要そうです。

電源を入れた最終形態がこちらです、電源回りの配線が美しくないんですが今までのケースに比べて全体が白色になったので、多彩な光がとても良く綺麗に見えます。

これにて換装作業は終了でした、後はグラボのドライバを新しくしたり設定を整えたりして今に至ります。

やっぱり世代も変わってスペックも大きく向上しましたね、実はメインモニターも買い替えたんですが、FHD60HzからWQHD170Hzにしたので要求されるグラボのスペックも大きく上がる中頑張ってくれてます。

そちらについてもまた別記事にて書きますので、よろしくお願いします。

↑今だと現行世代版の同じICHILLシリーズが発売されています。

(ちなみに)付属の設定ツールは微妙……

Inno3Dから公式で配布されているグラボのOCやファン、ライティングの設定を行うどのメーカーでも基本的にはあるツールなんですが、Inno3Dのものはとにかくチープな見た目でした……

しかもAI Tunerという自動的にOCを行ってくれると思われる機能もあったんですが、起動しても何故か0MHzの表示が出たり、一度起動するとずっとGPU使用率が50%と0%を行ったり来たりして動作に不安があったので速攻でアンインストールしました。

今はMSIのAfterburnerを使ってますが、ライティングの設定ができないだけで他の機能は使えます。

正直この設定ツールは入れなくてもいいと思います、ライティングの設定をしたいのであればそれだけに絞って使うことを強くお勧めします。

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