グラボを替えたら原神がカクつく様になったけど、解決した話

※4/16 更新 しばらくしたら再発したので、この方法では解決しませんでした・・・現在他の方法で改善するかを検証中です

タイトル通りです、最近になって記事にもしましたがずっと使っていたGTX1070からRTX3070へグラボを買い換えました。

当然性能としてはRTX3070の方が圧倒的に上なハズなんですが……原神のプレイにて、かなり困ったことが発生していました。

ここでは具体的な症状と、その解決に向けて色々と行ったこと、意味のなかった事から最終的に解決した方法を載せますので、もし同じ症状だとしたらこの方法で直るかもしれません。

前提条件

今回の症状が起きたPC環境と、事前にチェックした内容を載せておきます。

  • グラボを最近換装した
  • CPU、メモリ共に使用率には余裕がある
  • GPUクロックが落ちている様子は無い
  • 原神のインストール先はSATA SSD
  • 原神側の設定は以前と同じ

原因をプレイしている時の各リソースの使用率やGPUクロックの推移も確認してますが、いずれも特におかしな点は見当たらずといった状況です。

マウス操作でカクつきが発生する

今回の症状としては、ゲーム起動直後の視界移動やワープポイントへワープした直後の視界移動で基本的には発生していました。

特にスメールのワープポイントが顕著で、モンドや璃月、稲妻ではこの現象はほぼ発生していませんでした。

具体的には、視界移動すると0.1秒から1秒ぐらいの間5fpsぐらいに急激に落ちていました、もはやカクつくとかそういったレベルではないぐらいにガクガクの動作になりました。

しかもスメールの場合ほぼ100%この症状が発生していたので、快適にプレイなんでできるものじゃなかったですね。

PCのスペックはグラボ以外変わっておらず、元々GTX1070でも快適にプレイできていたので、原因はやはりグラボを変えたからだと思います。

元素爆発のカメラワークでも発生する

更にもう一つ、ワープポイントでの視界移動と同様に星5キャラ特有の元素爆発時のカメラワークでも発生していました。

こちらの場合は0.5秒間程画面が急に止まったように見える感じで、特にナヒーダや雷電将軍の元素爆発で多く発生していましたね……

通常の戦闘時やフィールドの探索ではあんまり発生してなかったと思います。

モーションブラーをOFFにすると落ち着く

実はこの症状、モーションブラーの項目をOFFにすることでかなり落ち着いたんですよね、なのでこれが分かった後はモーションブラーの効果を切ってプレイしていました。

ただ、モーションブラーが無いと個人的には雰囲気に欠ける部類のゲームだったので、なんか味気なく感じてしまったんですよね……

他のゲームだと比較的モーションブラーは要らない派なんですが、原神はモーションブラーがある方が雰囲気が好きだったので、根本的な解決先を色々と試してました。

それに、モーションブラーを切っても頻度は下がるものの元素爆発時のカクつきはたまに起きていたので、この方法はあくまでも症状を和らげるだけでした。

解決方法は原神を再インストールする事だった

先に今回の症状を解決できた方法を書きますが、原神を一旦アンインストールしてからインストールし直すことで綺麗に直りました、今もこの方法を行ってから一度も同じ症状は出ていません。

何故この方法で直ったのかはいまいち掴めていないんですが、今回の現象はグラボの交換後に発生したので、考えられる理由としてはゲーム本体がグラボの最適化をインストール時に行っているのではないかという結論です。

当然これが正解かどうかは不明ですが、事実再インストールだけで直ったのでそう考えられるのではないかなと思っています。

PCゲームは様々な環境下でプレイされるので、例えばゲームの起動時に毎回そのPCの最適なシェーダーを生成したりすることがあります、代表的なものだとAPEXがどうもそうみたいですね。

原神の場合は毎回その様なロード処理はしていない様に見えるので、もしかしたらゲームのインストール時かもしくはゲームのアップデート時にその処理を挟んでいる可能性があります。

ただ、その他の要因も十分に考えられるので憶測でしか無いです、こればかりはゲームの内部処理を見てみないとなんとも言えませんからね。

ただ単に余計なキャッシュが生成されていて、それがグラボの交換により相性問題を引き起こしたというのも考えられます。

ちなみに余談ですが、原神はUnityという個人開発でも人気の高いゲームエンジンを採用して開発されています、私も過去Unityを使って3Dゲームを作った事がありますがもしゲームを作ってみたいならオススメのエンジンです。

無駄だった対処方法

ここからは解決するまでに行った様々な手段を載せておきます、もしかしたらこの中のどれかで解決する症状が出ている方も居るかも知れないので、一応載せておきます。

NVIDIAディスプレイドライバのダウングレード

まずは真っ先にグラボのドライバの相性問題を疑いました、またドライバのバージョンによっては特定環境下で発生するバグを含んでいる可能性があるので、ドライバのバージョンを順々に下げてみました。

解決した今こそは2024年3月時点で最新の551.76を使ってますが、一番最初に問題が起きた時もこのバージョンを使っていたので、5xx系のドライバをある程度の間隔を開けて過去のバージョンに戻したり、最終的には47x系の恐らくGTX1070を使っていた時にインストールしていたバージョンにもしました。

が、結局どのバージョンにしても全く改善する気配がなかったので、意味が無かったですね。

NVIDIAコントロールパネルの設定見直し

これもよくある話で、NVIDIAのドライバをインストールするとグラボに関わる設定を弄る事ができるツールが一緒にインストールされますが、この設定が何か悪さをしているんじゃないかと思いました。

これもまあ、どの設定を弄ろうが変化は無かったです。

よくゲームをメインにPCを使う場合は「3D設定の管理」にある「電源管理モード」を「パフォーマンス最大化を優先」にしろと昔は言われていましたが、これについてはGPUクロックの低下は「標準」設定でも見られなかったので、関係ありませんでした。

むしろパフォーマンス最大化を優先にしてしまうとGPUに負荷がかかっていない時でもフルクロックで動作してしまうので、グローバル設定でこの項目を弄るのはおすすめできないです。

垂直同期の無効化

垂直同期とは激しい動きをした際に、画面の中で横に線が入り上下でズレが生じてしまう現象を防ぐための機能です。

専門用語でティアリングと言いますが、垂直同期を有効化するとこのティアリングが防げる代わりに、今度はスタッタリングと呼ばれる表示の遅延だったりカクつきが出たりすることがあります。

これは昔の場合どちらかを受け入れるしか無かったんですが、今は単なる垂直同期以外の方法でこの2つの厄介な現象を防げるので、対応している機器さえあれば割となんとでもなるものになります。

垂直同期は原神の画面設定の中にもありますし、昨今のゲームであればほぼ対応していると思います。

この垂直同期が悪さをして激しいスタッタリングを引き起こしているのではと考えましたが、そもそもスタッタリングは長く続かず一瞬カクつくような現象だったので、今回の長い時間に渡ってカクつくものとは違いました。

これも結果効果無しでした。

マルチディスプレイのリフレッシュレートの統一

今回の現象が起きた環境としては、2枚のディスプレイを使用していて片方は60Hz、もう片方は75Hzでのリフレッシュレートになっていました。

このリフレッシュレートの差が良くないみたいな記事を見かけたので60Hzで両方のディスプレイを合わせてみましたが、これも特に変化は無かったです。

とりあえず再インストールしとけば良い

今回の話は原神に限らず、とりあえず動作がおかしくなったら対象のゲームは再インストールしておこうという教訓にもなりました。

まさかゲーム側に原因があるとは思わなかったので再インストールは最後の手として試してみた形ですが、終わってしまえば簡単な話でしたね。

もし同じ様な症状が出ていたり、もしくは最近動作がおかしいと感じている方は再インストールを試してみて下さい。

ちなみに、原神のスクリーンショットファイルはインストール先の中にあるフォルダに格納されているので、アンインストールする際はバックアップを忘れずに……

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