PCX125(JF28)に乗り換え+USB電源取り付け
ついこの前にスプロケットを交換し快適になったスーパーカブ90ですが、訳あってPCX125に乗り換えたと同時にカブは会社の上司に譲る流れになったのが、3月のハイライトです。
スーパーカブは割と本気で死ぬまで所有しているつもりだったんですが、社内でPCX125の初期型を破格で譲ってくれる話が出ていたので、悩みまくった末に購入することになりました。
で、流石に3台持ちは置き場所の問題で厳しいので、カブを欲しがっていた上司に安く譲る流れになりました。
なんだかんだで7年間乗りました、本当にありがとう。
PCX125(JF28)
今回乗り換えたのは一番最初の型のPCX125です、走行距離は6000kmちょっとで前のオーナーがハンドルカバー、ドリンクホルダー、時計+温度計、それにゴツいタンデムバーを取り付けていました。
値段はカブを買った時よりも安い価格で譲っていただけました、相場の半分以下です。
ちょっと立ちごけをした痕はありますが、走りは全く問題ないです。
あ、それとマフラーがストライカーのフルエキに交換されていたので、生活道路なんかを走ると反響する音のせいか結構うるさいです、真夜中にアクセル全開にしたら怒られそうです。
とまあ、初めて125ccクラスに乗りますが、やっぱりカブ90とはパワーが違いますね……
色々と愛着が湧いていたカブですが、今は246号線を快適に走れるこいつの魅力に囚われています、シートも座り心地が良くてZ1000に乗れなくなっちゃう。
USB電源を取り付ける
それでまず最初にやったことは、USB電源とスマホホルダーを取り付ける作業です。
と言っても引き取ってから1ヶ月ぐらいしてからですね、とある用事で遠出する予定があったので、いつものセットを付けておこうと思った次第です。
写真左がPCXに最初から用意されているサービスカプラから電源を取り出すためのハーネスで、右はZ1000にも付けているデイトナのUSB電源キットです。
PCX(JF28)はスクリーンの下にサービスカプラが用意されているので、このハーネスを使えばややこしい配線をしなくて済みます、めっちゃ楽です。
まあネタバレすると、そこにたどり着くまでが面倒だったんですがね……
フロントスクリーンを外す
ここからは実際に取り付ける様子を写真に撮っておいたので、参考になればと思います。
まずはフロントスクリーンを外しますが、前から見てヘッドライトとスクリーンの間のダクト的な空間を下から覗くと、左右にネジが1本ずつあるので、それを取ります。(初っ端から撮り忘れ)
奥まった場所にあるので、長めのプラスドライバーを用意すると良いと思います。
自分は長いドライバーが無かったので、手持ちの工具で無理やり延長して外しました、今度買いに行こう。
2本のネジを外すとヘッドライト上のカウルが外せるようになるので、ハンドル側の根本の爪を押さえながら引き上げると取れると思います。
言葉で説明が難しいんですが、白いパーツの爪を押さえながら引き上げると取れると思いますが、このPCXの場合何故か片方の爪が異様に硬かったです。
もしかしたら前オーナーの立ちごけの影響でカウルが歪んでいたのかも。
カウルが取れると今度はスクリーン自体を留めているナットが左右2本ずつ見えるようになるので、これも取ります。
ナットを取っても本体側のナット周りが盛り上がっている影響でスクリーンは固定されていますので、スクリーンのネジ穴部分を左右に広げて外します。
割れそうだなーと思いながら取りましたが、意外と頑丈でした。
スクリーン内部側のパネルを取り外す
ここが一番鬼門でした、とにかく硬いし壊れそうだし……
スクリーンを外してもまだサービスカプラにはアクセスできず、もう1枚スクリーンみたいな形のパネルが固定されてます。
この固定は先程外したスクリーンのナットと同じなのでこのまま外せるんですが、スクリーンを外した時と同様にナット山に引っかかっている部分を左右に広げて外します。
これの外し方が調べてもよく分からず、色々と調べた結果「力いっぱい外す」という結論に至りました。
合っているかわからないのでここは慎重にやって下さい、とにかく硬いので手で外そうと思っても無理だと思います。
自分はマイナスドライバー等を駆使してぶっ壊すつもりでやりました、実際は壊れなかったですが。
サービスカプラとハーネスを接続
こういったスクーターの分解は初めてなんですが、面白い作りをしてますね。
内部は結構空間に余裕があるので、他にも色々とここに詰められそうです、今の所予定はないですが。
正面から見て右側に今回の目的のサービスカプラがありました、どこにも接続されていないので分かりやすいです。
サービスカプラには防水キャップが付けられているので外します、小さめのマイナスドライバーで爪を押さえながら抜けば取れます、ちょっとコツがいりますが。
USB電源を取り付けて戻す
後はUSB電源をハーネスのACC(アクセサリー電源)とGND(グラウンド)にそれぞれUSB電源のプラスとマイナスを接続するだけです。
ACCではなくBATTの方に繋ぐと、キーオフの状態でもUSB充電ができるようになると思いますが、バッテリーが上がる危険性もあるのでACCへ接続するのが無難です。
が、デイトナのUSB電源キットでは、バッテリーに直接接続する前提の作りになっているので、このままでは使えません。
端子をギボシに交換するので、電工ペンチがあると便利です。
ちなみに付いているヒューズから先を切って交換します、ヒューズよりも根本を切ると当然ですが、万が一大電流が流れた際に壊れてしまうので……
後はヒューズから伸びているACCとGNDへ、ヒューズが付いている配線をACCへ、もう一方をGNDへ接続すれば完了です。
USBのメス端子側はハンドルへ固定するので、中を通して他の配線と一緒に外へ出してやります。
既存の配線が通っている輪っかがあるんですが、結構ギリギリのサイズなのでちょっと苦労しました。
USB電源キットは本来バッテリーと直接繋ぐように出来ているので、今回の方法だと配線が余りまくります。
そのままだとフロントタイヤへ垂れてしまうかもしれないので、結束バンド等でフレームにまとめておきました。
後は外した手順と逆の方法で戻し、USB電源をハンドルに固定すれば完了です。
ロングツーリング仕様に
以上でUSB電源の取り付けは完了です。
PCXの外装の外し方を調べながらやったのと、一部工具が不足していたのでそれの対処で時間がかかってしまいました。
2回目からは早く外せると思います、正直力任せな部分もあるのでやりたくないですが……
スマホホルダーも一緒に取り付けたので、これでPCXもロングツーリングができそうです。
実際、これで後日140km程走りましたが、何も問題ありませんでした。
余談ですが、この日の最高気温が26℃と4月にしては暑い日だったので汗をかきました、写真の温度計も直射日光を浴びて39.2℃を指しています……